適切な対応が求められるインフルエンザの患者

毎年冬の時期に流行するインフルエンザ。病院に勤める看護師は、インフルエンザに罹患する患者に対し適切な対応をする必要があります。
インフルエンザに感染している可能性がある場合、診察の前に看護師が問診を行うケースがあります。この問診を行うときの重要なポイントとなるのが、症状が出た時期と症状のレベルの確認です。
複数の症状が出ている場合は重症化する恐れもあるため、バイタルサイン測定を行います。
バイタルサイン測定では呼吸や循環、意識レベルなどのチェックを行い、肺炎を併発する可能性がある場合は医師に伝えておくのも大切な仕事です。
学校や職場、家庭に同じ症状を訴えている人がいないかという質問もしておくと良いでしょう。同じような症状を訴えている人がいる場合は、病院に来るように促すことも必要です。
インフルエンザの患者が入院する場合には、看護師のケアが重要になります。例えば患者が悪寒を訴えている場合は、体を冷やすことが良くないので、室温を上げることや毛布をかけることで体を温める対策を取るのが有効です。
悪寒が治まったら、熱を放出するサポートが必要になります。氷枕で発熱を緩和させるのが効果的だと言えるでしょう。
この熱の放出によって発汗が激しくなるケースが多いため、水分補給や栄養補給を促すのも大切なポイントです。
熱が下がったら、汗を拭いてあげるのも看護師の役割になります。清潔な衣服を着替えとして用意してあげるのも効果的な対策だと言えます。
インフルエンザは隔離入院になるため、精神が不安定になりやすいでしょう。そのため患者のメンタルケアを行うのも看護師の重要な仕事の1つです。
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